Q&A 【外壁に目地が出ない?トラバーチン仕上げって何?】
日本の住宅では「窯業サイディング」が70%以上だそうですが、当社のお客様の60%はenduno標準の「吹き付け塗装/ゆず肌仕上げ」を選択されます。ゆず肌仕上げの特徴は果物のゆずの皮のように凹凸した模様です。乱糸ガンと呼ばれる吹付用器具を使用し高粘度塗料をつけます。
一方、右記の「庭×箱×引き算」では「トラバーチン仕上げ」と呼ばれる工法を採用しました。トラバーチンとは、天然で採掘される無機質石灰岩の一種です。
小さな穴がランダムに入っているのが特徴です。トラバーチン仕上げはトラバーチンの見た目を模倣した工法です。サイディングの目地に処理をし、塗料を吹き付けます。その後、手作業で模様を作っていきますのでひと手間かかるのですが、3つのメリットがあります。
(1)意匠性アップ
継ぎ目の目地部分が出ないので美しいことがメリットでしょう。ゆず肌仕上げでは下記の写真のように外壁に継ぎ目のライン(目地)が入ります。
トラバーチン仕上げ1
ゆず肌仕上げ1
トラバーチン仕上げ2
ゆず肌仕上げ2
(2)塗り壁よりも安い
完全に塗り壁にするよりも安く済むことです。理由は下地がサイディングだからです。その上から薄く塗装しているので、完全な塗り壁よりもコストを抑えられます。
(3)軽い!お家の負担が軽減
完全塗り壁に比べて重さが約半分。つまり住宅の躯体にかかる負担が軽減されます。
トラバーチン仕上げの一番の魅力はやはり品の良さではないでしょうか?採用しているお住まいが少ないので住宅街で一際目を引きます。ですが、コストは上がってしまいますのでアドバイザーやインテリアコーディネーターと相談することをお勧めします。