Q&A 【地盤調査って必要なのですか? 軟弱地盤ってなんですか?】
こんにちは。本日はあいにくの雨。5月に入って週に一度は雨が降っている気がします。
さて、家を建てる前には地盤調査が法律上義務付けられてることを知っていますか?地盤調査がなぜ必要なのか、今ひとつわからない人もいるのではないでしょうか?地盤調査はコストがそれなりにかかるため、「できるならやりたくない!」と思う人もいるかもしれませが、どんなに地震に強い家も、地盤が弱く、家が傾いてしまっては安心して暮らすことができませんよね?地盤調査は建物ごとに最適な「基礎や構造」を考えるために必要な調査であり、やるべきことの一つなのです。
早速、地盤調査について解説します。
地盤調査とは建物などを建てる前に、その地盤がどの程度の建物の重さに耐え、沈下に抵抗する力(地耐力という)をもっているかを調べることです。
そして、軟弱地盤とは地耐力2トン未満の土地を指します。地耐力とは1平方メートル当たりにどれだけの荷重をかけても沈まないかの目安です。軟弱地盤は水分が多く、地層がふかふかしているような状態です。上に建物がのると水分が抜けて沈んだりします。また下の固い地盤が坂のように傾斜していてその上に軟弱地盤が乗っているような状態の地層では地滑りの恐れがあります。水分を多く含んでいる状態では地震時液状化がする危険があります。このように軟弱地盤では、家が傾き、さまざまな障害が発生します。排水の滞り、基礎の亀裂、建具の開閉困難、窓まわりに隙間ができて、雨が吹き込む。気密性が 損なわれ、冷暖房が効かなくなるなどです。ですので土地を購入する際は土地の前歴を確認しておきたいところですが、土地の契約・お引渡し後にしか調査はできず、調査してみないとわからない部分も多いです。
地盤調査は費用は10万円以下で可能です。地盤が沈下して建物の補修が必要になった時、費用が出る保証付き地盤調査もあります。
地盤改良工事は、結果により100万円以上の工事費用がかかる場合もあります。
いくら地震に強い家を建てても、地盤が軟弱な場合地盤沈下のリスクがあり、安心して生活できなくなります。安心して長く住み続けるためには、地盤調査と結果に応じた地盤改良工事が欠かせません。
土地や資金について、ご不明点等がございましたら、お気軽にendunoにご相談ください。