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Q&A〜鑿ノミ〜

2024-09-26

鑿は、木材、石材、金属等に穴を穿ったり、溝を刻んだりするのに用いる工具です。建築現場では、柱や梁などの部材に加工します。これら部材をお互いに結合できるように加工する時に欠かせない道具が鑿(ノミ)です。大工さんにとって、鋸(ノコギリ)・鉋(カンナ)と並んで、加工する際必要不可欠な道具です。

刃物の部分は鉄・柄の部分は木で出来ています。柄の頭部分に鉄製の環をつけて玄翁(金槌)などで叩いて使用します。叩いて使うので、柄の部分はどんどん短くなっていきます。熟練した大工さんのノミほど柄が短いのです。ノミは他の道具と違い、大が小を兼ねられないため、刃幅を用途によって使い分けます。大工さんは、少なくても10本以上のノミを使い分けます。また、大正時代の大工さんは、37丁ものノミを使い分けていたそうです。

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