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和の住まい〜ブームの兆し?〜

2024-12-16

最近は軒を出したり、格子を採用したり和風テイストのおうちを希望される方が多くなってきた気がします。

和風と言っても渋い感じではなく、温かみのある雰囲気や、自然を室内の一部に取り込むデザインが人気です。

近年はすっきりとしたモダンテイストがブームでした。アイアンやモルタル、グレーの壁紙が人気でしたね。そういったおうちはクール印象を与えます。その反動でしょうか?

有機質な素材を使った温もりを感じさせるおうちが好まれています。

和風インテリアが魅力の建築家川勝 崇道さん(Kawakatsu Design )が設計した「軒の深い平屋」を紹介します。

軒を大きく出した30坪の平屋です。軒は真夏の直射日光は防いで冬は低い位置にある太陽の光をしっかり室内に届ける役割を果たしてくれます。

外壁はグレージュ。和モダンな雰囲気ですね。ケイミューのAC1610を採用しています。金コテで表面を軽く平らにならした「トラバーチン仕上げ」は高級感漂います。

ヌックも和風。床材は「なぐり加工」と呼ばれるものです。日本人独特の美意識と木工技術が融合し、発達してきた表面加工です。

こだわりのある空間を作り出すスパイスとして機能しています。

 

メインの床材は「ニレ」。オークと似ていますが、少し温かみのいある印象。オークよりも少し柔らかい素材です。

玄関は洗い出し仕上げ。モルタルの表面に砂利が浮き上がって見えるような仕上げ方法です。見た目も素敵ですが、滑りにくく汚れが目立ちにくいメリットがあります。今年日本一に輝いた左官屋さんに仕上げていただきました!!

壁は本漆喰。光に当たるとほんのり艶が出てキレイ。そのため、殺菌効果が高く、カビも生やしません。漆喰は高温多湿の日本の気候に合った素材なのです。

水回りはタイル。踏み心地の良くあたたかみがあります。旅館に来たような雰囲気になります。

リビング・ダイニング。柔らかな間接照明が心身ともにリラックスできる環境を作り出します。

以上、和の要素がありながらも、デザインを現代風にアップデートした和風テイストなおうちをご紹介しました。ご自身の家づくりの参考にしてみてください。

 

 

 

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